6. 子どもの知能を伸ばすには -MI理論を生かして-

 


 知能はいろいろ定義がありますが、知能検査で測られる知能指数は聞いたことがあると思います。近年、ハワード・ガードナーという人はマルティプル・インテリジェンス(多重知能)を唱えました。人は「8つの能力」を働かせて生活しているという考え方です。得意な方向からアプローチすることで、人の能力は伸ばしやすいと言います。お子さんの得意なことに気づいて、興味を刺激して、可能性を広げることにより、知能を伸ばし、生きる力を身につけさせるという視点も持ちたいと思います。

マルティプル・インテリジェンス(MI)
言語的知能

話し言葉、書き言葉への理解力や感受性が高い

論理数学的知能

数字が好き、物事を論理的に考える、規則性を見つけるのが得意、予測が得意
音楽的知能

音楽、歌が好き。リズム感がある
  身体運動的知能

運動が得意、身体を自由にコントロールできる
 
空間的知能

視覚的、空間的な創造的活動が好き、ジグソーパズル、積木などが好き
対人的知能

人との関わり合いが好き、グループワークが得意
 
内省的知能

一人の世界が好き、決断力がある、自己観察能力が高い
  博物学的知能

環境、自然、動物に関心が高い、自然から真理を学ぶ
 

★ポイント
1.子どもの個性や得意分野、興味に合わせてサポートする。
  例 数が好きな子には料理を通して数の理解を深める。
2. 得意な能力を学習方法にも応用できる。
  例 音楽的知能のある子は、ラップや語呂合わせで覚える。
  例 空間的能力がある子は、図やイラストを描く、色毎に分けてノートを工夫する。
3.知能を組み合わせて発揮するよう工夫できる。
  例 野外活動(博物館的知能)を写真にとり(空間的知能)整理し、まとめる。
4. 秀でている能力を使って、他の能力を引き上げることができる。
5. 能力は持って生まれたものもあるが、成長の中で環境や文化の影響を受ける面もある。【親子で楽しんで体験できると良いですね】



参考  ハワード・ガードナー  「MI:個性を生かす多重知能の理論」  松村暢隆訳  新曜社