7. 心理・社会面でのストレス

−ストレスの特徴−

 
 社会生活を生き抜くためには、ストレスを恐れず積極的に乗り越えることが求められています。ストレスとじょうずに付き合って、より良く社会に適応できた時、自分が人間的に成長したことを実感できます。ストレスを乗り越えるための鍵を開けてみましょう。
 
ストレスは、自分でコントロールできると小さくなる
   ストレッサーによって引き起こされる緊張や不安に焦点を当ててとどまるのではなく、今すぐできるストレス解消法を考えましょう。さまざまな工夫で、ストレスをコントロールする方法をいくつか準備しておくことが、役に立ちます。

ストレスは、抑えようとすればするほど大きくなる
   無意識のうちに怒りや不満を感じているのに、言葉にしないで我慢すればストレスは大きくなります。また、ストレス自体を感じないように抑え込んでいる場合は、心に大きな負担がかかることがあります。適度に本音を言える場を持ちたいものですね。

ストレスが限界を超えると、ストレスに過敏になる
   ストレスはアレルギー反応と似ています。いったん限界を超えると、ストレス源をすべて絶たなくてはならなくなります。これでは社会生活が立ちゆかなくなりますね。アレルギー治療と同じように、ストレスにつぶされダメージがひどくなる前に、抵抗力と耐性をつけ対処能力を育てましょう。

ストレスを乗り越える力は、その人を支える力(他者の力)によっても左右される
   自分だけでは解決できない問題が起きた時、人(他者)に相談することは重要です。 
「人に迷惑をかけてはいけない」という思いが強くひとりで抱え込む人は、自分を追い込み強いストレスにさらされる傾向がありそうです。人の力をじょうずに借りてストレスを乗り越え、次には自分が他者の力になる、こうした支え合いは気持ちを安定させ、ストレスへの対処能力をアップさせます。

ストレスをうまく乗り切れるかどうかは、ストレスの特徴をつかみ、対処能力を高めることにかかっています。
 
参考:「ストレスと適応障害」岡田尊司著 幻冬舎新書